映画「東京オリンピック」と水球

 もう7年も前になるが、東京オリンピックの記録映画(市川崑監督)に関してある発見をした。ネットでオリンピックについて調べていたら、南都上緒さんという方の「なんとかかんとか」というサイトに行き着いた。この方は、映画の関係者だったのか、この映画の製作裏話が記載されていた。その中に、次の記述があった。

************以下、原文のまま************

脚本を見ると、「 水球。決勝。水中撮影で選手たちの下半身の激しい動作、それに伴う水の乱れを捉えたい。」とあるのだが…。

************************************


 公開された映画にはこんなシーンはない。しかし、私は50年前の出来事を鮮明に憶えている。
 私は当時大学1年生で、オリンピック終了後、映画「東京オリンピック」の追加シーンの撮影に参加した。そして、確かにこの脚本にそったシーンを撮影した。しかし、結局、そのシーンを映画で見ることはなかった。
 南都さんにメールを出してみた。すぐに丁寧な返事が来た。このシーンはオリジナル版(劇場公開版)、ディレクターズカット版、ともに入っていないと。
 南都さんによれば、東京オリンピックで銅メダルを獲った男子バレーボールチームも、後日、追加撮影をしたそうだが、結局使われたのは金メダルを獲った東洋の魔女チームだけだったと、男子の監督だった松平康隆さんが著書で述懐していたそうである。この映画の公開直後、その記録性について、市川崑監督と河野一郎国務大臣(オリンピック担当)との間で激しい論争があったことは記憶に新しい。
 結局カットされたものの、たしかに脚本に書かれていたことを確認できたことは嬉しかった。この映画の脚本は和田夏十、白坂依志夫、谷川俊太郎、市川崑という大物4人の共同執筆である。この部分を書いたのは、このうちの誰だろうという新たな興味も湧いた。
 その4年後のメキシコオリンピックの記録映画には、この脚本そのままのシーンが出てきて驚いたことを思い出す。
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柴田範房

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by swpc | 2014-04-12 20:47 | Trackback | Comments(0)
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濟々黌水球部の歴史は戦後復興の始まりとともにスタートしました。以来今日まで65年、苦難と栄光の歴史をあらためて振り返り、未来への道標とすべく、このブログを開設いたしました。必ずしも時系列ではありませんが、少しずつエピソードをご紹介していきたいと思っています。また、OBその他関係者の皆様から「想い出話」の投稿をお待ちしています。また、お手持ちの写真がありましたら、ぜひご貸与ください。
平成23年8月
    柴田範房(昭和39年卒)
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